読書のおすすめ

筆者が読んだホラー小説、エッセイなどを中心にご紹介しています。

本の紹介:毒になる親

連日30度越えの猛暑のなか、皆さま大丈夫でしょうか。
冷房ケチると命が危ないので本当に気を付けてください。
水分と塩分を適度に取りつつ過ごしましょう。
夏になってこんなに急激に暑いってどういうことなの。

と、いうことで今回紹介する本は、毒になる親 です。
この本は十数年前に買った本で、最近、また悲惨な虐待の事件が
出てきたことから、もう一度読み直していました。
確か、十数年前に買った時も、、秋葉原通り魔の犯人が
母親に虐待を受けていた、という報道があって買った気がします。

この本の事例は、日本ではなくアメリカの本なのですが
(アメリカはそういった児童保護や虐待関連のケアがしっかりしていますが
裏を返せば、それだけ多くの事件が起きた、という事でもあるのです。)
アメリカで色々な虐待を受けてきた人が、どんなふうに苦しみ、
どのようにそれを克服してきたか、というレポートのお話です。

虐待は連鎖する、という事例があります。それは虐待を受けた人が
自分はそうはしまい、と思っていても自身の子供にそういうことをしてしまう、
ということです。
だから、アメリカのように、虐待が発覚したら親権を取り上げる、というのも
手ではあるのだなあ、と思っています。
日本でそこまでいかないのは、割と近年まで身内に対する暴力行為は
見過ごされていた傾向にあったのと、
「子供には親がついていたほうがいい」という固定観念がなかなか取り外せないのと
強引に親権を取り上げるまで権力を持ってない、っていうのがあるんだろうなあと
思っています。あと虐待「した」方のケアが足りてない。

先ほども書きましたが、虐待の加害者は自分も被害者であることが多いです。
本来は被害者だけでなく加害者もケアが必要なようなのですが、
日本だとそこまで手が回ってない、という現実もあります。

近年の虐待事件は非常に残酷で、目を覆い、耳をふさぎたくなるものですが
その背景や根幹には何があるか、というのを知っておかないと
いけないような気がする今日この頃です。


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