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筆者が読んだホラー小説、エッセイなどを中心にご紹介しています。

本の紹介:黄昏の囁き

みなさまこんにちは。今週で一年の半分終わると驚愕した自分です。
さて本日の紹介は綾辻行人氏の「黄昏の囁き」を。

兄の急死で故郷に帰ってきた医大生翔二が
兄が死んだのは事故ではなく、殺された線が濃厚であること、
兄が生前に誰かから嫌がらせを受けていたことが分かります。
そしてそれを機に兄の友人たちが殺されていきます。

兄の事件を追っているうちに、兄達が子供の頃に
「のりちゃん」という男の子をいじめていたこと、
その「のりちゃん」はほかの子供と違っていたことや
15年前にトラックに轢かれて死んでしまった事をしります。
そして翔二は予備校の講師であった占部の協力の元
事件を追っていくのです。

といった感じです。
ここから先はネタバレになるのですが
じつはその「のりちゃん」は子供ではなく、老人でした。
翔二の周りに老人がいなかったのと翔二自身がまだ小さかったこともあって
彼を「どこか変わった子供」としか認識していなかったのです。
そんなことあるかと思いましたが、本当に見たことないと
そんな感じなのかもしれないと思ってみたり。
そして犯人はのりちゃんの娘であり占部さんのお母さんでした。

彼女は当時いろいろなものに疲れ果て、
事故に見せかけてお父さんを殺害しました。
当時は事故になってしまい、彼女は罪に問われませんでしたが
彼女の中で罪悪感が膨らみ、やがて彼女の中で
「父をころしたのは一緒に遊んでいた子供」となってしまい
その復讐のために動いたのでした。
そして、自分の犯行を見ていたと思っていた翔二を
口封じのために殺そうとしますが失敗し、重傷を負った彼女は
自ら命を絶ってしまいます。

そして、なぜかラストはさわやかでした。
・・・いいの?(困惑)

なんというか、こう、囁きシリーズは推理物というよりは
ミステリー小説というかホラー小説の感じが強い気がしますね。
ううん、個人的には緋色囁き同様あまりしっくりこないかんじがします。

それでは今日もこの辺で。
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