読書のおすすめ

筆者が読んだホラー小説、エッセイなどを中心にご紹介しています。

本の紹介:毒笑小説

新生活が始まっている人もそうでない方もこんにちわ。
筆者もなんだかんだでわたわたしております。

さて、本日も筆者にお付き合いください。
本日ご紹介するのは東野圭吾氏の「毒笑小説」です。
以前筆者がご紹介した「怪笑小説」と「黒笑小説」と同じ感じの
短編集です。

忙しい孫に会いたいあまりに誘拐計画を企ててしまう「誘拐天国」や
(なお、誘拐罪はそれが離れて暮らしている身内でも成立することがあります。
また、嘘であったとしても「狂言」として罪になることがありますので
絶対にしないようにしましょう。)
新種の生物に関する人間の身勝手さを描いた「エンジェル」
いわゆる「イヤゲモノ(もらってもうれしくない、困るお土産の総称)」をご厚意で持たせる
おエライさんの奥さんに表では嬉しそうな顔しても裏で愚痴をいう奥様達のお話の
「手作りマダム」などなど、
相変わらず、日常どこにでもあるリアルなブラックジョークです。

個人的に一番面白かったのは「花婿人形」ですかね
由緒正しい家に生まれ、何もかも母親の言う通りに過ごしてきた、
男性が結婚式でやらかしてしまった大失敗。
トイレに行くタイミングがわからずに・・・というのは結婚式の失敗では意外と多いそうですが、
(正しいタイミングは介添人というスタッフさんに合図するんだそうです)
息子を厳重に管理してきて、何一つ失敗をしないようにしてきた母親がどういう声をかけるのかも、
そして、その直前で「どうして式の途中にトイレ行きたくなった時を教えてくれないんだ」と
逆恨みしてた息子の修羅場を考えると、なかなか恐ろしいものです。

日常どこにでもあるからこそ、容易に想像が想像がついて苦笑いしかできない
そしてどのお話の結末も、「これ絶対修羅場だろうなあ」というところで
区切られているので、この後をどう想像するかもよしです。

それでは本日もこの辺で。

  にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ



関連記事

次のページ