読書のおすすめ

筆者が読んだホラー小説、エッセイなどを中心にご紹介しています。

本の紹介:ナミヤ雑貨店の奇蹟

箱根山が危ない危ないといっていたら別の火山が噴火しましたこんばんわ。
専門家の方の言う通り、日本は火山の活動期に入ったのでしょうか?
皆様、今一度避難道具の確認をしてみてください。

さてそんな世間の事情とは全く関係がなく、
筆者が古本屋や本屋でみかけてきた本をご紹介します。
今回ご紹介するのは、もう何度目かになる東野圭吾氏のナミヤ雑貨店の奇蹟、です。

物語は唐突に3人組がどこからか逃げていて、どこかの廃屋に逃げ込んだことからはじまります。
おそらく、廃屋になって数十年近く経過していて、かろうじて「ナミヤ」と読めるその元雑貨店は
かつてお悩み相談をやっていた、と思われました。
そんなおり、一通の封筒がシャッターの郵便受けにお悩み相談の封筒が投かんされました。
3人は近辺に全く人の気配がしないのを戸惑いながらも、かつての店主がそうしたように
お悩み相談を出来心で返事を書きます。

なお、相談に乗っている方はかなり相談者に対して辛辣に返しています。
たとえばオリンピック出場と恋人の病状に悩んでいる女性には
「オリンピックなんてただの運動会だろ恋人とどっちが大事だ、さっさとあきらめろ」(要約)
夢と家業を継ぐのに悩んでいる青年には
「お前才能ないんだからとっとと家業ついで親孝行しろよ」(要約)
と、いったりそれでもぐだぐだいう相談者にイラついてきて罵詈雑言いっていますが
彼らは彼らなりに相談者に親身になっています。言葉はひどいけど。

物語は全くつながっていないようでつながっており、
最後にこれまれ彼らがやってきたアドバイスがつながるようになっています。
悩みを相談する、ということはその時点で実は本人がどうしたいのか決まっているといわれています。
周りにダメだといわれてデモデモダッテになるのは実はその人にそうしろと
背中を押してほしいからです。

顔の見えない、手紙だけのやり取りではありましたが、人間というものはつながっていて
思わぬ形で帰ってくるのだ、という事なのでしょう。
なお、彼らが一体、何を、なぜやらかしたのかということも物語の後半に分かります。
ファンタジー小説ですが、最後は全部いい方に回っていくので
最近の世間の世知辛さに疲れた方は読んでみるといいでしょう。
しかし彼らでわかるお悩み相談やカウンセリングをする方の忍耐強さよ・・・。


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